生ごみ処理機は毎日のゴミの量を減らすことができ、悪臭や保管の悩みも解消できる優れ物。
特に、近年は温暖化の影響で暑い日が多く、悪臭やコバエの発生対策として購入されている方も多くいます。
しかし、生ごみ処理機は高価なものも多く、性能や使い方をよく理解しないで購入すると、「うちには必要なかった」と後悔することもあります。
この記事では、生ごみ処理機を買って後悔する理由と、自分に必要な生ごみ処理機の選び方を解説していますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
生ごみ処理機の種類
本題に入る前に、皆さんは生ごみ処理機にはどういった種類があるかご存知ですか?
生ごみ処理機には、次の3つの種類があります。
- 乾燥式
- バイオ式
- ハイブリッド式
簡単に各方式について解説しておきますね。
乾燥式は、生ごみを温風で乾燥させる方式で、バイオ式は微生物の力で生ごみを分解する方式です。
ハイブリッド方式とは、乾燥式とバイオ式を掛け合わせた方式で、乾燥しながら熱で微生物を活性化させ生ごみの分解力を向上させる方式です。
生ごみ処理機を買って後悔する理由
生ごみ処理機を買ってはみたものの、「こんなはずじゃなかった」と後悔される方もいます。
実際に使用してみると、予想外の問題に直面することもあります。
生ごみ処理機を購入して後悔する理由は、次のとおりです。
- コスパに対する不満
- 設置スペースの確保
- 使用する際の手間
- ニオイや音に関する不満
生ごみ処理機は、よく調べずに購入すると後悔することもあります。
購入する前にしっかりと調べ、自分のニーズにあったものを選ぶようにしましょう。
では、それぞれの不満を詳しくみていきましょう。
コスパに対する不満
生ごみ処理機は、乾燥式やバイオ式など種類によって価格も大きく違い、2万円台〜10万円以上するものまであります。
また、使用頻度にもよりますが、月々かかる電気代も1,000円前後はかかってきます。
この他にも数ヶ月ごとに脱臭フィルターなど、定期的に交換が必要なものもあり、思っていたよりもランニングコストがかかることがあります。
これ以外にも、実際に購入してはみたものの、そこまで使用頻度が多くなく、宝の持ち腐れになってしまうケースもあります。
生ごみ処理器を購入する際は、ライフスタイルやどういった目的で使用するのかをしっかりと考えておくことが必要です。
設置スペースの確保
生ごみ処理機は、小さいものでも炊飯ジャー程度の大きさはあります。
乾燥式は室内設置のものが多く、その場合キッチンの広さや収納スペースなどによっては、設置場所の確保に苦労される場合もあるでしょう。
また、バイオ式やハイブリッド型はサイズが大きくなりがちなので、屋外設置を検討する場合もある思われます。
この場合でも、屋外設置は条件付きのものも多いですし、スペースの確保や電源の確保なども必要になってきます。
生ごみ処理機の購入を検討する場合は、予算なども重要ですが、どこの置くのかをきちんと検討しておくことも必要です。
使用する際の手間
生ごみ処理機に生ごみを入れるだけで作業は完結するわけではありません。
乾燥式であれば、乾燥した後に取り出して捨て、容器も洗浄する必要があります。
バイオ式やハイブリッド式は、乾燥式に比べれば手間はずいぶん少ないですが、それでも処理物を取り出さないといけないことに変わりはありませんし、メンテナンスも必要です。。
また、日々の手間のほかにも脱臭フィルターや付属の消耗品の取り替えなどをする必要が生じてきます。
日々の手間やメンテナンスを手間と考えるかどうかは皆さんの考え方ですが、こういった手間も購入する際には検討しておいた方が良いでしょう。
ニオイや音に関する不満
生ごみ処理機は、運転中にニオイや音が発生します。
ニオイについては、脱臭フィルターやメーカー独自の技術などで軽減していますが、ニオイを全く出さないということは無理のようです。
ニオイに関してすごく敏感な方は、気になる可能性もあります。(実際に口コミにもそういった投稿はあります)
音に関しては、30〜40db程度(図書館なみの静かさ)なので、設置場所や時間帯によっては気にならないと考えられます。
ニオイや音に敏感な方は、少し注意した方が良いかもしれません。
生ごみ処理機の選び方
生ごみ処理機を選ぶには、いくつかのポイントを押さえることで購入後に後悔せずに済みます。
家族の人数やライフスタイルなどで選ぶ基準は変わってくると思いますが、これらのポイントしっかり検討していけば悔いのない生ごみ処理機選びができますよ。
目的で選ぶ
どういった目的で生ごみ処理機を選ぶかは重要なポイントです。
もし、生ごみの悪臭やコバエの発生、減量化などを目的にするならば、乾燥式が良いでしょう。
家庭菜園や生ごみの肥料化を目的にするなら、バイオ式やハイブリッド式を選ぶのが良いです。
生ごみを乾燥するだけでは完全な肥料にならず、熟成させる必要があります。
バイオ式やハイブリッド式ならば、処理器の中で微生物の力を借りて堆肥化しているので、そのまま肥料として使うことができます。
このように、生ごみ処理機に対して何を求めるのかをはっきりさせておくことは必要です。
1日の処理量で選ぶ
生ごみ処理機の1日の処理量を把握しておくことはとても重要です。
生ごみ処理機を利用する家庭の状況は様々です。
一人暮らしの方もいれば、二世帯・三世帯などの大家族の方もいるでしょう。
夜にまとめて1回で済まそうと思えば、ある程度処理能力が高い方が良いでしょう。
ですが、生ごみの量が多くても、朝夕2回で処理するのであればそれほど処理量が多くなくても対応できるかもしれません。
1日にどれくらいの生ゴミが出るのか、処理する回数は何度にするのかなどシミュレーションしておくと良いでしょう。
予算や維持費で選ぶ
生ごみ処理機は、2万円台から高いものは10万円を超えるものもあります。
予算の範囲内で、必要な性能をもつ製品を選ぶようにしましょう。
また、維持費がかかることも忘れてはなりません。
月々の電気代や消耗品にかかる費用・頻度は、きちんと把握しておかなければ、購入した後に後悔する元となります。
ただ、生ごみ処理機に対して助成金を出している自治体も多いので、お住まいの自治体で女性制度があるか確認することも大切です。
サイズ・設置場所で選ぶ
サイズや設置場所で選ぶことも重要です。
生ごみ処理機は条件付きで屋外に設置できるものもありますが、屋内設置が基本となります。
屋内であればキッチンに置くことが多いと思います。
キッチンのスペースやレイアウトによっては、選んだ生ごみ処理機を置くことができないこともあります。
事前にサイズを確認しておき、キッチンのどこに置くのかきちんと検討しておきましょう。
まとめ
この記事では、生ごみ処理機を購入して後悔しないために、後悔する理由を紹介してきました。
また、生ごみ処理機の選び方についても、要点を押さえながら解説してきました。
生ごみ処理機は、上手く使えば環境にも優しいし、何より悪臭やコバエなどから解放されます。
この記事が、生ごみ処理機を購入する際の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。