太陽光パネルを設置している家庭でも、「蓄電池までは必要なのか?」「費用に見合う効果があるのか?」と迷っている方は多いと思います。
我が家もその一つでした。
太陽光パネルは以前から設置していたものの、蓄電池についてはほとんど知識がなく、「電気を貯める装置」くらいの認識しかありませんでした。
この記事では、太陽光パネル設置済みの戸建て家庭が、実際に蓄電池を導入し、約1年10か月使って感じた正直な感想をまとめています。
これから蓄電池を検討している方の判断材料になれば幸いです。
我が家の太陽光・蓄電池の状況
まずは現在の我が家の現状です。
我が家の現状
・一戸建て住宅(2000年新築)
・新築当初から太陽光パネルを設置
・導入した蓄電池:5.8kWh(パワーコンディショナー一体型)
・蓄電池使用期間:令和6年3月〜(約1年10か月)
一般的な戸建て家庭として、特別大きい設備ではありません。
蓄電池導入を考えたきっかけ
一番のきっかけは、太陽光パネルのパワーコンディショナーが20年以上経過していたことです。
パワーコンディショナーの耐用年数は15年なので、「いいかげん交換が必要では?」「突然壊れたらどうする?」と考え始めたのが最初でした。
加えて、FIT制度の買取期間が終了し、それまで毎月数千円あった売電収入が、数百円程度まで下がってしまいました。
売電によるメリットがほとんど感じられなくなったのも大きな理由です。
当初は、「パワーコンディショナーだけ交換する」つもりでしたが、たまたま蓄電池の説明を聞く機会があり、
・売電より自家消費のほうが合理的になっている。
・パワーコンディショナー交換と同時に蓄電池を導入できる
・初期費用は高いが、長期的にはメリットがある可能性
といった話を聞き、単なる交換ではなく、蓄電池導入も含めて検討することにしました。
実際に使って感じたメリット
ここからは、蓄電池を約2年使って感じたメリットを紹介していきます。
売電より自家消費に切り替えられた
現在の売電価格は1kWhあたり7円。
正直、売ってもほとんどメリットを感じません。
蓄電池を導入したことで、発電した電気をできるだけ自家消費に回せるようになったのは、心理的にも納得感がありました。
夜間の安い電気を有効に使える
夜間料金の安い時間帯に電気を購入して蓄電池に貯め、昼間や夜にその電気を使えるようになったのもメリットです。
「いつ電気を使っているか」を以前より意識するようになり、電気との付き合い方が変わりました。
停電への安心感
以前、台風の影響で一昼夜停電した経験があります。
そのときの不便さや不安は今でも印象に残っています。
蓄電池があることで、「万が一のときでも、最低限の電気は使える」という安心感が得られたのは、金額には換算しにくいメリットだと感じています。
正直に感じたデメリット・微妙だった点
一方で、良いことばかりではありませんでした。
電気代が劇的に下がったわけではない
蓄電池を導入したからといって、電気代が目に見えて大幅に安くなったかというと、そうではありません。
近年は、
・円安
・物価上昇
・電気料金の値上げ
・国の補助や調整
などが複雑に絡み合っており、導入前と導入後を単純に月額で比較するのが非常に難しいと感じています。
数字だけを見ると「本当に効果が出ているのか?」と分かりにくいのが正直なところです。
蓄電池は「元が取れるか」だけで判断すべきではない
使ってみて思うのは、蓄電池は純粋な節約目的だけで判断すると評価が難しいということです。
・売電より自家消費に切り替えられた満足感
・停電時の安心感
・将来的な電気料金への備え
こうした点をどう評価するかで、「導入してよかったかどうか」の答えは変わると思います。
導入前にやってよかったこと
蓄電池導入前にやってよかったと感じているのは、複数の業者から話を聞き、見積を比較したことです。
・同じ条件でも提案内容が違う
・蓄電池容量の考え方が違う
・金額差が意外と大きい
どれくらいの容量の蓄電池にするかについても、業者によって蓄電池の容量の提案は違っていました。
1社だけの話を聞いていたら、「これが普通」と思って判断していたかもしれません。
まとめ:蓄電池は慎重に、でも比較は必須
蓄電池は安い買い物ではありません。
誰にとっても必要な設備だとも言い切れません。
ただ、太陽光パネルをすでに設置している家庭であれば、選択肢として一度は検討する価値はあると感じています。
そして何より、判断するためには比較材料が必要です。
もし蓄電池を検討しているなら、まずは複数社の見積を取って、「自分の家の場合はどうなのか」を知るところから始めるのがおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、蓄電池導入を検討する際の参考になればうれしいです。